Midnight Marauders

Monday, September 25, 2006

HARD EIGHT ハードエイト



主役のPhilip Baker Hall(フィリップ・ベイカー・ホール)が渋すぎる。
この映画で初めて見たが、まさに適役。
熟した男にしかできないであろう感情の抑制というものを見事に見せてくれた。
この顔、目の下のくまの深さに男の年輪が刻み込まれている。



この映画には一切(正確に言えば冒頭とラスト以外)昼間のシーンがない。
また主人公の笑顔もない。
どっぷりと夜の大人の世界に引き込まれる。
そして、映画の中のシーン。
カジノで同じくダイスゲームに興じている田舎モンの兄ちゃんに、あからさまに老いぼれあつかいされ、ののしられる主人公。
しかし、ゲームの結果で唖然と言わすことはできず、静かに立ち去っていく。

また、下品な振る舞いから毛嫌いしているサミュエル・L.・ジャクソンに一転、予想外の反撃を受けピンチに陥るが、何とか冷静に対処。
そして、最後はきちんと落とし前をつける・・

忍耐、我慢、抑制。
戦い、復讐の時にはそれら抑えてきたものを一撃で行う。
償い、弔いの時にはそれら抑えてきたものを決して表面に現すことなく時間をかけて行っていく。
これがこの主人公の流儀なのであろう。
格好よすぎる。

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