Midnight Marauders

Wednesday, July 12, 2006

あきらめないことの美しさ

数年前、同じ職場で一緒に仕事をした方が病気と闘っている。
自分はそのことを誰かに聞いたわけではなく、彼の書いた本に対する新聞広告で知ったのであった。
とても驚いた。
かつて身近にいてエネルギッシュに仕事をしていた人、しかも、自分とたいして年齢も変わらない30代半ばの彼が余命宣告を受けるほどの病気と闘っているということに。
それを知ったのは1ヶ月前。

何かを伝えたいと思った。
そして、メールを書こうと、机の前に座ってみた。
でも、何を書けば良いのか?
恥ずかしながら自分から出てくる言葉がなかった。
時間だけが過ぎて行く中で、彼の姿を何度かテレビの画面を通して見ることになった。
テレビ局が彼のことをとりあげるのは、「IT社長」という現代の若き成功者としてのレッテルの人間が余命宣告を受けるほどの病気におかされている、というその話題性、自分から見れば、ただそれだけのことである。
しかし、彼はただ単にテレビに出たいから出ているわけではない。
彼は、そうしたテレビ局の単純な意図、自分のニュースバリューを分かりつつ、彼なりの目的を達成するために出ているのではないか?
その目的は何なのか?
その疑問を持って、彼の著書を読んでみた。

そしてその疑問が解けた。
彼は、本気であきらめていないのだ。
話題になることによって、彼の病気を解決する医療の登場を、自らの手でたぐりよせようとしているのだ。
それを知ったとき、自分の中ではじめて、彼に対する言葉が生まれてきた。

決してあきらめないという執着、根性が美しいということ。
そして、心から、その彼の試みの成功を祈りたい。ということ。

それだけを伝えるためにメールを書いた。
テレビ、著書の反響は大きいだろうし、多くの人から連絡もくることだろう。
ましてや病気と闘っている最中である。
とにかく、自分の書いたことが目に触れてくれれば良いと思った。

それでも、返事をいただいた。
本当にありがとうございました。

自分もかつて居た銀座のオフィスの近くに行った際に、お邪魔できればと思います。

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